突然ですが、
「アメリカのヒルトンはビジネスホテル以下だ。」
こんなことを聞いたことはないでしょうか?
日本のヒルトンホテルといえば、煌びやかな大都市の真ん中にそびえ立ち、おしゃれなアフタヌーンティーを季節ごとに開催している高級ホテルという印象なのは間違いないですが、
アメリカ人の感覚で言えば、ヒルトンはビジネスホテル、コンラッドやウォルドーフアストリアなどの上位ブランドでやっと高級ホテルという印象だそう。
ええ?と驚く解釈ですよね、私も最初はアメリカ人はどんだけ金持ちなんだと思っていましたが、サンフランシスコのヒルトンに滞在して、価値観が180度変わりました。
今回は、サンフランシスコのヒルトン2つ、LAのヒルトン1つ、ラスベガスのウォルドーフアストリアにヒルトンダイヤモンド 会員として宿泊した筆者が、
実際に感じた日本とアメリカのヒルトンの差をご紹介します。
「アメリカのヒルトンはビジネスホテル以下」はホント?
まずはじめに、ビジネスホテルといえば、どのようなホテルチェーンを思い浮かべるでしょうか?アパホテル、相鉄フレッサイン、ドーミーイン。好きな場所は人それぞれだと思います。
例えばアパホテルと比べるとします、アパホテルは基本的にどのホテルでも1泊1万円以下で宿泊できますよね?
では、アメリカのヒルトンはどうでしょうか?サンフランシスコヒルトンユニオンスクエアの平均宿泊費は250ドル。日本円で40,000円ほど。
物価や立地を考慮して東京よりも2倍の価格とします。つまりアパホテルサンフランシスコが開業するとしたら、1泊125ドル(2万円)になるということです。それでもってどっちに宿泊したいか?を考えます。
部屋の広さではヒルトンに軍配があがる........?
(ヒルトンサンフランシスコ スカイラインビュー)
ヒルトンサンフランシスコに宿泊した際、確かにお部屋は広く感じました。40平米のお部屋で、ツインルームでもダブルベッドが2台と、確かにアメリカ感はあります。一方、アパホテルはツインルームでもせいぜい15平米程度ですよね。
バスルームに関してはどちらもユニットバス式、スタッフの対応は、日本人だからかもしれませんが、若干アパホテルの方が上に感じました。あくまでどっちも普通の対応。
300ドルの価値は全くない
結論、どこでもドアで東京のアパホテルに125ドルで泊まるか?サンフランシスコのヒルトンに250ドルで泊まるか?
だとしたら私はアパホテルに宿泊し、余った2万円で最大限の贅沢な夕食を食べることを考えます。
ホテルにずっと居るのなら話は別でしょうが、多くのシチュエーションでほぼ、部屋では寝るだけでしょう。サンフランシスコはあまりのも多くの観光地がありますからね。
加えて日本のアパホテルには、大浴場がある場所もあります。これは少しずるいかもしれませんが、例えどこでもドアの費用が往復1万円かかるとしても、私はサンフランシスコの滞在では、東京のアパホテルの滞在を選びたい。
ヒルトンの上級会員としてはどうか?
今回私はヒルトンの最上級会員であるダイヤモンド会員として宿泊したのですが
結果はというと
上級会員とは?
という感想でした。笑
前提として、米国のヒルトンでは、ヒルトンダイヤモンド 会員であっても朝食の無料サービスがありません。
代わりに一人当たり18ドルのレストランクレジットが与えられるので、これで何か軽く食べればいいのね、と最初は思っていたのですが、そんなに甘くはありません。
歴史的な円安とアメリカの急激な物価高の影響で、アメリカンブレックファーストを食べようものなら、このクレジットを使ったとしても1万円は追加でかかるでしょう。
次にクラブラウンジについて、ですが、サンフランシスコヒルトンユニオンスクエアでは、
use to be ......but covid 19......
えっとあれ?タイムトラベルしちゃったのかしら?と勘違いしてしまいます。
というのも、それを言われたのは、つい最近2024年時の滞在。
あの、なら飲み物1本くらい、くれたりはしませ
コンビニの店員さん「水6ドル!1000円ね!」
撃沈!!!
お部屋の無料アップグレード?レイトチェックアウト?
ちょっとナニ言ってるかワカリマセン!
最後にこれだけ聞いてもらえますか?ダイヤモンド会員と言えば、広島のヒルトンなんかは明るいスタッフさんが
「ダイヤモンド会員様でいらっしゃいますね!いつもありがとうございます!」
と元気に言ってくださったりるのですが、あれだけでいいんです!あれが1番嬉しんです!
アメリカのヒルトンはというと
お前、ダイヤだろ?ミネラルウォーターいる??
いらね、あ、いりますいります!1本1000円なんて払ってたら破産します。
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最後に
結論から言うと、アメリカのヒルトンに泊まるなら、最低限のサービス以外は気にするだけ損だということですね。
ビジネス以下というよりは、物価と円安のせいでビジネスホテル程度のクオリティに思えてしまうが正解だと思います。
アジアのヒルトンがどれだけ素晴らしいかを体感するために、一度泊まってみるのもいいのではないでしょうか?(サンフランシスコの滞在は、インターコンチネンタルが断トツでおすすめです!)
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