【アメリカLCC】最悪の航空会社スピリット航空に乗ってみた！悪い評判はホント？徹底レビュー

顧客満足度最悪。全米を席巻する航空会社を知っているだろうか。そう、スピリット航空である。

アメリカ旅の際、話題のこの航空会社に乗ってみようと事前に計画していたのだが、アプリにアクセスは出来なかったり、当日もチェックインに時間がかかったりと非常に素晴らしい（痛い）経験をした。

当記事では、スピリット航空に興味がある方、これから利用を考えている方向けに、スピリット航空の受託手荷物料金や、チェックインの仕方、機内に持ち込める荷物や、全体のレビューについて

2024年最新情報を徹底解説する。少しでも同志たちの参考になれれば幸いです。

結論から言ってしまえば、ラスベガスからロサンゼルスの移動がたったの28ドルで実現するという大変コスパの高いフライトだった。

スピリット航空とは？

スピリット航空は27都市の就航地をもつアメリカ合衆国の格安航空会社（LCC）です。

ウィキペディアによるとスピリット航空の顧客満足は全米で最悪。顧客満足を示すサーベイサイトのスカイトラックでのスピリット航空の評価は、10点満点中3点と（JALは8点）非常に低いスコアを記録しています。

低評価の理由としては以下のような事が挙げられています。

以下では、これらすべての評判が実際にどうだったかを私の経験談を元に解説させていただきます。

スピリット航空のチェックイン時間について

ラスベガス最終日、宿泊先であったウォルドーフ・アストリアラスベガスから空港までUberを手配。余談ですが、ラスベガスー空港間の移動はUberを使えば、タクシーの半額ほどで済みます。

今回のフライトは12:35発 LAS-LAX スピリット航空NK506便

スピリット航空が最も需要のある路線の一つだそうです。

アメリカの国内線は2時間前チェックインだが

通常、アメリカの国内線は2時間前にチェックインするのがセオリー。しかしこうした格安航空会社に乗る際は3時間前に空港に行く事をオススメします。今回、12:35発のフライトだったので、9時半にハリーリード空港（LAS）に着くよう計画していましたが、Uberが上手く捕まらず、結局空港に着いたのは10時過ぎ。

スピリット航空はチェックインするのに並ぶ？

スピリット航空を利用する際にチェックインで何時間も並ぶのでは？と不安になる方も多いかと思います。私も最初はそう思っていました。

しかしハリーリード空港に限って言えば、全体の4割以上がこの黄色一色。自動チェックイン気はもちろん、受付カウンターも多くあるため、1時間以上並ぶということは滅多になさそうです。今回もすんなり自動チェックインができました。

スピリット航空のホームページにアクセスできない問題について

今回のフライトで心配だったこと、それはスピリット航空のホームページ（アプリ）にアクセス出来なかったこと。（アクセスしても自分の予約情報が出てこなかった）

これに関しては以下の記事に解説していますが、結論からいえば問題なくEチケットを発行することが出来ました。

スピリット航空 受託手荷物料金と機内持ち込みサイズについて

アメリカ国内の移動が片道30ドルと驚異の安さを誇るスピリット航空ですが、それゆえの注意点が多く存在します。

厳しい手荷物制限

スピリット航空の無料で預けられる手荷物は、機内持ち込みの手回り品（Personal item）の一つだけとなっています。

無料の荷物サイズは46×36×20cmとなっており、1辺でもオーバーすると追加料金がかかりますのでご注意ください。日本の航空会社と比較すると以下の通り。

基本的には普通サイズのリュックしか無料で持ち込めないと思ってください。JALのように機内持ち込み用のスーツケースやボストンバッグなどを預けたい場合は追加料金がかかります。

機内持ち込み荷物&受託手荷物の料金

機内持ち込みや受託手荷物の料金は荷物の申請時期によって変動します。

最も安いのがフライト予約時で、Trip.comで今回私のフライトでは、機内持ち込み手荷物で 30ドル程度でしたが、当日チェックインカウンターで申し込んだ私は、45ドルかかってしまいました。

受託手荷物も注意が必要で、こちらは事前に申し込んでいたため、55ドル程度で済んでいましたが、当日セルフ預け入れ機に通すと重量オーバーとのこと。

スピリット航空では受託手荷物の重さが40ポンド（18kg）を超える場合には30～150ドルの手数料がかかります。

例えばJALでは20kg以下が無料だったり、ZIPAIRでは30kg以下までが同一料金など、こちらも航空会社によって違うので従うしかないようです。18kg以下はあまりにも厳しい気がしますけどね。。。笑

トイレが5ドルは本当？有料の機内サービス

スピリット航空は日本のLCC同様、サービスは最小限で、ほとんどのサービスを利用するのには有料となります。

座席指定 10~20ドル

スピリット航空の座席指定には追加料金が10〜20ドル

ほどかかりますが、そうでない場合はチェックイン時にランダムな座席が割り当てられます。家族や友人と隣の席になりたければこれらの料金を支払う必要がありますが、私の場合、当日搭乗カウンターで「空いていれば隣同士にしてくれ」とお願いしたところすんなり受け入れてくれました。

食べ物・飲み物

スピリット航空には一般的な機内サービスである無料のドリンクやスナックは提供されません。全て有料で購入が可能で、コーヒーは3ドル〜ソフトドリンクは4.5ドル程度です。

一見高く見えますが、空港でも同じような値段で飲み物が売っているため、以外に良心的な料金かと。

ビールやワインなどもあり、こちらは少し高めに設定されているようです。

トイレは無料で利用可能

トイレは問題なく無料で利用することが出来ました。過去には5ドルかかったという人もいるため、長時間のフライトではない限り、空港で済ませておくのが無難です。

実際に乗ってみた感想！LAS-LAX 搭乗記

ラスベガスのハリーリード空港からロサンゼルス国際空港への移動として、今回はスピリット航空を利用します。

お値段ですが、今回、スーツケース1個の受託手荷物を含むプランをTrip.comから予約し、当日現地のチェックインカウンターで機内持ち込みを預け、座席指定なしのプランでトータル150ドル程度。

荷物料金を除けば、28ドルで移動ができる計算になり、この航空会社のコストパフォーマンスの高さが伺えます。ちなみに同じ条件のユナイテッド航空は190ドルでしたので、このフライトだけで40ドル近く節約できる計算になります。

シートピッチは70cm程度。座席は3-3で機体はB-737MAXとのことでしたが、実際はA320でした。もしかしたら機材変更があったのかもしれません。

実際に座ってみると、かなり窮屈に感じます。LAXまでは90分程度ですが、長時間フライトだとしんどそう。

モニター等はないですが、機内Wi-fiがあるので退屈することなく過ごせそう。私は、今回の旅行で移動中にワイルドスピードを全話みるという企画をやっていたので（どんな企画だよ）それを見ていました。

そうこうしているうちにあっという間にLAXに。安定の1時間遅れで到着です。

まとめ スピリット航空利用時は遅延に注意

スピリット航空は最も遅延の多い航空会社のひとつで、定刻に出発または到着するフライトはわずか20%というデーターもありますので時間に余裕を持っておく必要があります。

全体的なレビューとしては、サービスよりも安さを重視しているが、思ったほどひどくない。というのが正直な私の感想です。

他の航空会社と比べて、大幅に安く移動できることから、少しでも旅の節約をしたい。と考える方には是非オススメしたい航空会社。公式サイトからの予約は困難なため、代理店経由にはなる思いますが、24時間カスタマーサービスを受けられるTrip.comが絶対にオススメです。

アメリカのLCCを賢く利用し、お得に旅を楽しみましょう！